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はるちはSSS書きました

2012年06月23日 11:59

お久し振りです。小六です。
現在SSを書いているわけですが、はるちはSSS書きました。
所要時間15分。サササッと書いて、カカカッと出力。生存報告代わりに。

以下、SSSとなります。


「千早ちゃん。千早ちゃん」

私は顔を千早ちゃんに近付ける。
千早ちゃんはどうしたことかと目を丸くして私を見つめている。
どうしたの、春香。だなんて、平静を装って。上擦った声、揺れる目線。冷静が少しぐらつく、その瞬間がかわいい。

「ちゅーしてほしいな、なんて」

我が儘を言ってみると、千早ちゃんはちょっとたじろいで。綺麗な顔を真っ赤にして私を見つめる。
別に遠慮なんてしなくていいのに。自分から好きと上手く伝えられない人。私の大好きな人。
ダメ?と追い打ちをかけると、言葉に詰まって。千早ちゃんの唇は頑なに閉じたままで、ああもう、じれったいくらいに硬派。
千早ちゃんのことだ。こんなところでキスするなんてとか、私に嫌われたりしないかとか、色んなことをぐるぐると悩んでいるに違いない。
待つ側の身としては、それはとてもじれったいけれど、抱きしめてキスをしてくれれば完結してしまう悩みに、いまでも悩んでくれることが愛しい。
大好きなんだよって、大切に思ってるんだよって、今ではちゃんと分かるから。
じっと目を見る。ねぇ、瞳を逸らさないで。にっこりと微笑むと、千早ちゃんはため息をついた。


「目、閉じて」
「ん」

私が目を閉じると、千早ちゃんは私にキスをした。それはもうぎこちなくて、柔らかい唇はカチコチに緊張していて。
決して上手くはないけれど、とても幸せな気持ちになった。
そっと薄目を開けると、目を閉じて顔を真っ赤にして、必死に私にキスをする千早ちゃんの顔が見えた。
舌も触れないささやかなキスの後、千早ちゃんはむすっと仏頂面をして、私から離れた。

「えへへ」
「なんて顔してるのよ」

だってだってと千早ちゃんにすり寄ると、はいはいといなされた。ああもう、かわいいなぁ。
キスの最中の千早ちゃんの顔。私、すっごい好きなんだよ。
そう言ってみたかったけれど、今は言葉にしたくなくて、私はしまりのない顔で千早ちゃんに笑いかける。

ねぇ千早ちゃん。
私をまっすぐ見つめてくれる、ただその一瞬が見たくて、キスしたいって言ってるなんて、言ったら怒っちゃうかな?


<おわれ>



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