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青春m@ster 感想(004~006)

2011年12月13日 23:58



作品番号004 「放課後にて」 わおんさん
作品URL:http://allegoryfactory.web.fc2.com/00-004-007.htm

 春香の放課後でのワンシーンを描いたお話。放課後の教室で一人。静かなざわめきが聞こえるような雰囲気があります。
 叙述から、語り手は春香とかなり近しい人間であることが伺えます。落ち着いた語りの中に、春香に対する好意が滲みます。
 面と向かって伝えたいけれど、遠くから君を見つめていたい。ささやかな想いを抱きながら、春香を見つめる語り手。
 春香の一挙手一投足をつぶさに眺めながら、ほほえましく春香を眺めている、そんな語り手の表情が見えてくるようです。
 そして、春香が見つけた便箋。これは、語り手が書いたものなのか、別の誰かが書いたのか。
 両方の場合を考えると、叙述の味わいが変わり、放課後のおぼろげな感じも相まって、秋風に当たりたくなるような郷愁を感じました。
 the velvet underground "sunday moning"のような雰囲気といえばいいのでしょうか。目を細めて愛したくなるような情景。
 読んだ後に、ああ、春香さんはかわいいなぁという思いを噛み締めながら、語り手さんと一緒に微笑みたくなるような作品でした。



作品番号005 「笑顔の理由」 覆面作家さん
作品URL:http://allegoryfactory.web.fc2.com/00-005-033.htm

 なっちゃんのサイン会はどこでやってるんでしょうか!どこでやってるんでしょうか先生!なっちゃん!なっちゃんウワアアア!!!
 亜美と真美のことをよく知っている人間。幼馴染という言葉が一番しっくりくる関係性でしょうか。タイトルがこれまた秀逸です。
 双子のアイデンティティ。ともすれば真面目に考えてしまいがちな事柄を、「遊び」に変えてしまうのが、亜美真美らしいですね。 
 なっちゃんの語りからすると、亜美真美がなっちゃんに抱いていた感情は、アイドルになった理由と相似形だと伺えます。
 亜美真美がどうしてアイドルになったのか、その理由は笑顔の中に隠されてしまっていますが、きっと楽しくなるものなのでしょうね。
 亜美真美のクイズにあっさり正解してきたこと、自分に見せた笑顔がテレビの前で見せる笑顔と同じであると察したこと、
 そう自ら叙述しているところに、自分は亜美真美と親しい間柄なのだ、そんな子供っぽいエゴも見え隠れするのも微笑ましいです。
 じっくりじっくり噛み砕いて、これはもっと続きを読んでみたいなぁと思わせてくれる、素敵な作品でした。


作品番号006 「プラチナの指輪」 ボン太くんPさん
作品URL:http://allegoryfactory.web.fc2.com/00-006-026.htm

 なんという砂糖100%。亜美真美や春香と真と一緒になって、思わずからかいたくなってしまうくらい、千早がむっつりかわいい。
 指輪コミュの後日談でしょうか。色んな人と触れ合って、心の殻が少し緩みだしている千早。
 少しずつ変わり始めてきた仕草も、千早らしいささやかな変化で。その誠実な描写に千早への愛を感じられます。
 ぼうっとしているときに、思わず本音がこぼれてしまい、慌てて取り消そうとする様子もとても千早らしい感じで。
 千早さのかわいさが直球ストレートに描写されていて、ああもうかわいいなぁと身体がくねくねしてしまいました。
 ラストに書かれた指輪の位置は、お約束であっても嬉しいですね。お約束だからこそ嬉しいのかもしれません。
 もう君ら早く幸せになっちゃいなよ!フウッ!!と満面の笑みで言いたくなる、そんな作品でした。



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